- 今日はありがとうございます。よろしくお願いします。
- 初めに軽く自己紹介からお願いします
- 日本に来たきっかけはなんでした?
- 日本で仕事されているとのことで、中国ではなく日本で就職した理由を教えてください。
- なるほど。だから日本で就職なんですね。日本で就職する上で、どんな就職活動をしましたか?
- 就職活動で苦戦したことや勉強になったことはありますか。
- なぜコンサルティング会社に入ろうと思ったのですか?また希望条件などがあれば教えてください。
- 1日のスケジュールを教えてください。
- 仕事とプライベートのバランスはどのようにしてとっていますか?
- 今後の目標を教えてください。
- 入社してからコミュニケーションや日本でのマナーなどでアドバイスはありますか?
- なぜ中国や他国ではなくて日本で就職したのか、日本で働く魅力を教えてください。
- 日本で働きたい・働いているグローバス人材へのアドバイスをお願いします。
- インタビューの依頼お待ちしております!
こんにちは!インタビュー記事担当の柳です。
日本で働くグローバル人材インタビュー第10弾として中国出身のM.Wさんにお話しを伺いしました。
名前 | M.W |
---|---|
勤め先 | 非公開 |
部署・役職 | コンサルティング |
業種 | ー |
出身 | 中国 |
何か国語話せる | 日本語、中国語、英語 |
日本に住んで何年? | 9年 |
今日はありがとうございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
初めに軽く自己紹介からお願いします
私は中国出身で、日本に来てからは今年で9年目で、社会人2年目になります。
日本に来たきっかけはなんでした?
きっかけはアニメでした。最初に日本に来たのは高校生の時だったんですが、その当時日本のアニメがすごく好きで、両親は元々英語圏に留学させたかったみたいですが、相談の末に日本にしてもらいました。その後は高校、大学、仕事とずっと日本に住んでいます。
日本で仕事されているとのことで、中国ではなく日本で就職した理由を教えてください。
中国との就業環境ではなく日本の方が自分にフィットしてるな、と感じて日本で就職をしました。というのも、私が文系で社会文化学を勉強していたので、中国に戻ったら自分が勉強したものと合致するような職種にしかつけないんです。例えば、今私が勤めているコンサルティング業だと中国では経営学、金融学などを勉強した人がコンサルティング業にいきますが、私の専攻だと社会研究員のような場所にしかいけません。日本であれば文系とか理系とか関係なく面接さえ通れば就職に就くチャンスはあるので、自分がしたいことをするためには日本で就職する方が合っていました。
なるほど。だから日本で就職なんですね。日本で就職する上で、どんな就職活動をしましたか?
おそらく日本人学生と同じようなルートを辿っていて、コンサルティング業に興味があったので、コンサルティング会社が必須なケース面接(明確な回答が容易ではないお題に対して、妥当な仮説を組み立てて論理的に回答するという面接)、グループディスカッション面接などをみんなと一緒に練習したり、ネットで見つけたOB・OG(卒業生)と面接の練習をしました。
就活を始めた時がコロナの真っ只中で、 対面でエントリーシートを添削してくれるようなところがなく、学校のキャリアセンターもオンラインの対応しかなく、そのスケジュールも予約がすぐ埋まってしまうためキャリアセンターを使わず、ネットで人の例を参考に書いていました。
就職活動で苦戦したことや勉強になったことはありますか。
日本での就活で1番苦戦したのがグループディスカッションです。グループディスカッションは私の日本語を喋るスピードがネイティブと比べたら少し劣っている部分があるので、ハードルが高かったです。そこで、グループディスカッションでは、意見が噛み合わない時に全員の意見を尊重しながらまとめる役割をすることで乗り切りました。
なぜコンサルティング会社に入ろうと思ったのですか?また希望条件などがあれば教えてください。
そもそもやりたいことが定まっていなかったことが大きかったです。コンサルティング会社って幅広い業界に関われるので、自分がどういうことに興味があって、どういう分野に能力を発揮できるかを見出しつつ、将来につなげることができる職種なのではと思ってコンサルティングを選びました。
他の希望条件では有名な会社で、出産育休などの福利厚生が整っていて、LGBTQや外国人に対してフレンドリーな環境があって、人種差別や日本語が下手だったら差別されることのない会社を選びました。
1日のスケジュールを教えてください。
私の会社では1年目は見習い扱いで、上司より早めに出勤して事前に用意するのが前提です。就業開始は9時からですが、9時からの会議の議事録を取るために事前準備をします。私の1日の始まりは在宅勤務なので、8時半になったら自宅のパソコンの前に座って、議事録の準備や1日の作業の準備をしながら、9時になったら毎朝の定例会議があります。定例会議が終わった後に自分の作業に入ります。午後は朝の議事録を整理して、昨日のタスクを終わらせます。 残業がなければ18時から19時半の間で仕事が終わります。残業がある時は遅くても、21時前には終わります。
仕事とプライベートのバランスはどのようにしてとっていますか?
仕事はすごく忙しいですが、 平日頑張って仕事して、休日になったら頑張って遊ぼうというマインドになっています。
プライベートの予定を私が面白いと思うもの、例えば、春だったらお花見で、夏だったら海など、行きたいところに全部行って、やりたいことを全部できているので、 1年目だからすごく疲れた、みたいなところはなく、仕事と生活のバランスは取れてると思います。
今後の目標を教えてください。
まだ社会人2年目なので目標は無事に昇進することですかね。昇進すると、仕事の範囲が全然違っていて、職位が低いとリサーチや議事録、資料のまとめ、スケジュールを立てるなどの作業になりますが、昇進するとプロジェクトにおいての問題をどうやって解決するかなどを考える立場で関われます。私もそちら側で関わっていきたいと思っています。
入社してからコミュニケーションや日本でのマナーなどでアドバイスはありますか?
わかったふりするのが1番良くないかもしれないです。クライアント先で議事録をとった際に、 よくわからない内容があって疑問に思っていても、わかったふりをして議事録をとったら、その議事録が本当に悲惨な状態で、すごく怒られました。その後はわからないことがあれば、すぐに聞く、ネットなどですぐ調べるようにしてます。
また、私はテンションが上がるとタメ口が出てしまうことがありましたが、日本人との仕事ではそれを許してくれる人と許してくれない人がいると思います。一度上司に「絶対敬語で全部統一しろ」と指摘されたことがあって、それからは何があっても敬語を話せるように気をつけています。
なぜ中国や他国ではなくて日本で就職したのか、日本で働く魅力を教えてください。
2つあって、1つ目が、さっき言ったように、 自分の専攻と繋がらない職種でも働けるのが魅力の1つです。2つ目が、日本は生活しやすいことです。自分の英語力はそこまで仕事ができるほど鍛えられていないので、英語を話す国はちょっと怖いなと思っていて、中国に戻らない理由も、 例えば上海とか北京とか、すごく働きやすい環境ではあるんですが、家賃が給料の半分や3分の2が当たり前の世界なので、生活環境としては良くないかなと思って日本を選びました。
日本で働きたい・働いているグローバス人材へのアドバイスをお願いします。
就活に関しては、早めに始めてインターンに参加した方がいいと思います。
インターンなどに参加する必要がないという人が周りにもいましたが、そのインターンの経験によってエントリーシートに書けるエピソードも作れます。もしずっと海外の経験しかなかったら、 面接官がそのエントリーシートを見ても文化の違いなどによって理解できない可能性があったかもしれません。ですので、そのエピソードを作るためにもインターンに参加した方がいいと思っています。
働いている人には、2点あって1点目が、自分の母国語以外に英語あるいは日本語もマスターした方がいいと思っています。それが日本語の場合だと、日本の面接で好印象に見えるような効果がありますし、英語であればより優良な外資系に行くチャンスが大きくなると思っています。
2つ目は、日本の企業文化についてで、海外と日本では大きく異なっています。それに従いながらも、自分の本心を見失わないようにするということです。
自分の野心と目標をもちながら、どのように成長していくのかを考えて仕事をすることで自分を見失わずにいられると思います。
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