日本で就職活動をしているみなさんにとって、福利厚生という言葉はよく聞く言葉でしょう。では、福利厚生とは、どのようなものなのでしょうか。
福利厚生ってなに?
福利厚生とは、企業が働く人やその家族に対してより充実した生活を送ってもらえるように給料とは別に社員に支払う金銭のことです。この福利厚生には、大きく分けて2つの種類があります。福利厚生は、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」との二つがあります。法定福利厚生は、主に雇用保険や健康保険といった社会保険料のことをいいます。これはどの会社も共通で、支払うことが義務づけられています。一方「法定外福利厚生」は、住宅手当や通勤手当など、企業が独自に裁量をもって決めることができます。この法定外福利厚生には様々な種類があり、会社によって金額なども変わってくるため、就職先を選ぶ際に一つの基準になるでしょう。
福利厚生の種類
先ほど紹介した法定外福利厚生には様々な種類があります。一体どのようなものがあるのでしょうか。ここではその一部を紹介します。
◆住宅手当 ( Housing Allowance )
この手当は会社が家賃の一部を給料の一部として支払ってくれる制度です。この制度は、単純に給料に家賃が上乗せされるので給料がその分上がります。これは会社によって額が変わります。住宅手当の代わりに社宅(Company Housing )として格安で家を紹介してくれる会社もあります。
◆交通費 ( Transportation cost )
これは会社に通うためにかかる費用を支払ってくれる費用です。これは上限が決められている場合と全額支給の場合の2つが主にあります。
◆家族手当( Family allowance )
これは収入のない配偶者(Spouse )や子供一人につき基本給とは別に会社から支給される手当です。
◆退職金制度 ( retirement money )
退職金とは、には3年以上働いた社員が退職する際に支払われる手当です。会社によって金額や支給条件が変わります。
◆財形貯蓄制度 (財形貯蓄・build up savings )
会社が社員の給料から何割かを独自に貯金してくれる制度です。この制度では、銀行に預けるよりも高い金利で預けられたりするお得な制度です。
ここで紹介したのはたくさんある福利厚生の一部です。会社を選ぶ際には、十分に福利厚生も調べてみてください。
福利厚生を知ることは、就職活動をする上でとても重要です。なぜなら、福利厚生は日本企業の重要な要素の一つであり、福利厚生を見極めることで就職後のミスマッチを防ぐことができます。もちろん、福利厚生だけが就職先選びの要素ではありませんが、その会社がいい会社かそうか見極める判断材料になります。皆さん、就職先を選ぶ際は福利厚生も十分に調べてみてください。
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