こんにちは!JIMOMINインタビュー記事担当の柳です。
今回もインタビュー第5弾の続きでjimomin.workでキャリア面談を担当している谷川 拓巳さんに留学生への就活支援についてインタビューしました。
コロナ渦で留学生の数が減少している中でも、日本で働きたい外国人は多くいますが、日本独特の就活方法に苦労している方もたくさんいます。約15年間外国人留学生のキャリアアドバイザーとして留学生支援を続けてきた谷川さんにお話をお伺いしました!
名前 | 谷川拓巳 |
アドリンクとの関わり | jimomin.workキャリア形成講師•キャリアアドバイザー |
Q1.外国人に就職支援を始めたきっかけは何だったのか、教えてください。
40代前半で事故にあって言語障害になり、社会復帰は無理だと思っていた頃、大学院で初めて「キャリアカウンセリング」について知り、その仕事について興味が沸きました。キャリアとは何か?なぜ仕事をするのか?日本企業の外国人の受け入れ方などの大切さに気付きましたね。その頃注目されていた「キャリア教育・形成カウンセリング」キャリアコンサルタントの資格に合格し関西で留学生支援を始めました。全国ドキュメンタリー、「喋れないカウンセラー」として活動を続け、2005年に京都でキャリアカウンセラーとして外国人留学生支援をしてくれないかとお話を頂きました。そして、京都で一人目の外国人留学生向けキャリアカウンセラーとして、パソコンを武器に働き始めました。
Q2.具体的にどのような支援をされていますか?
留学生と日本の企業はあまり仕事の接点がないので、交流会やセミナーを通して直接、そして、対等に話せる機会を作っています。他に、ガイダンスやカウンセリング等を通して、就活方法を教えています。ミニ交流会では企業一社と何人かの留学生を集めて直接的な接点を作ることによって、留学生を企業を深く知り、企業側にも留学生採用に積極的になってもらう流れを作っています。
Q3.今まで多くの留学生をサポートしてきたと思いますが、その時に直面した課題などありましたか?
学生達の就職に対するモチベーションが低いことが課題だと思います。特に、2015年頃から、採用したい企業は増えている一方で、留学生の「こんな会社に入りたい」という思いが薄れていっていると思います。2010年から、東南アジアから多くの留学生が来るようになりました。他には、日本の文化やサブカルチャーに興味を持った多くの留学生が欧米やヨーロッパから来る人が増えました。彼らは日本語や日本の文化を学ぶ為に日本に来ているので、日本で就職することに関しては意識の方向性が少し違うと思います。就職と留学に目的のバランスが取れてないのです。
Q4.現在の外国人就職支援の方法を教えてください
コロナ渦では、基本的にはZoom(ビデオ通話)などで支援活動をしています。びっくりしたのが、Zoomでのキャリア面談の方が学生達の本音が出るんです。対面になると学生は身構えてしまうのだと思います。オンラインでのやり取りをする会社も増えているので、ここでもZoomにおける面接のやり方等を教えています。日本に来れない留学生もオンラインで相談にのっています。
Q5. 日本で就職を目指すみなさんに一言お願いします!!
「ご飯食べているか?」と聞きたいですね。最近の学生は、ダイエットなど、ある意味で孤独に生活していて、きちんとした生活が出来ていないと思います。自分の健康管理が一番大事です。3食ちゃんと食べて、自分の健康管理やスケジュール管理が出来た上で就職した時に、業務の遂行や組織の管理などへと繋がると思います。
インタビューを終えた柳の一言コメント
谷川さんが行ってきたキャリアカウンセリングやガイダンスのように、jimomin.workでも様々な方法で日本で働きたい外国人を応援する体制を整えています。これからも、日本で働きたい外国人がやりがいのある仕事に出会えるように活動していきますので、まずは是非、jimomin.workの無料のキャリア面談を利用してみてください!
インタビューの依頼お待ちしております!
jimomin.workでは、
- 外国人採用をされている/検討されている企業様
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へのインタビューを配信することで、日本で働きたい外国人に「日本での働く」をより身近に、リアルに感じてもらうための情報発信を行っています!「日本に住む外国人の暮らしをもっとジモトに」することで、日本社会も活性化すると信じています。
インタビューにご協力いただける企業様、日本で働く外国人の皆様、ご連絡お待ちしております!