名前 | 莊 庭宇 (Chuang Ting Yu) |
勤め先 | ボーダレスハウス株式会社 |
部署・役職 | マーケティング |
業種 | 不動産業 |
出身 | 台湾 |
何か国語話せる | 日本語、英語、中国語 |
日本に住んで何年? | 7年 |
ボーダレスハウスはどんな会社ですか?
ボーダレスハウス(BORDERLESS HOUSE)は国際交流シェアハウスを運営している会社です。シェアハウスには、多種多様な国籍の方がいるので、いろんな国の文化を学べて、語学力を向上させることもできます。現在シェアハウスは全世界に76戸あって、国別では日本(関東と関西含め)に54戸、台湾に17戸、韓国に5戸あります。より多文化な環境を作り出すために、特定の国籍やエリアに偏りが出ないように、できるかぎり多様性のあるコミュニティを目指し調整しています。シェアハウス事業を通してお互いのバックグランド、人種や文化を理解し合える多文化共生社会を作っていくことを目指しています。
なぜ今の会社に入ろうと思ったのですか?
もともと、台湾のアパレル店で働いていましたが、多文化コミュニティに興味があり転職を考えていました。そんな事情を知っていた友達からBORDERLESS HOUSEを紹介され、すぐに働いていたところを辞め2015年に入社しました。色んなバックグランドをもった人達と仕事することで創造的になれて、より仕事を頑張れます。BORDERLESS HOUSEの社内環境だけではなくビジョンとミッションでもある“偏見や差別を失くし、分かり合える環境を作る”にすごく共感したのが大きかったです。
会社の外国人採用について教えてください
現在は東アジア出身の社員が4名います。以前にもドイツやフィリピンといった様々な国出身の社員メンバーが働いていました。どんな国のお客様のニーズにも応えれるように、多種多様な国籍の人材を採用しています。
研修制度はありますか?
部署によって研修方法も変わりますが、基本的な研修では、新入社員には1名アドバイザーが付きます。3か月間、アドバイザーが仕事の手助けをしてくれます。この間に新入社員は基本的な知識やスキル、会社の文化や考え方を学びます。
外国人の採用方法で特別なことはありますか?
日本人と外国人で採用方法に違いはありませんが、ある程度の日本語力は必要だと思います。面接や社内でのコミュニケーションはもちろん、BORDERLESS HOUSEでのあらゆる業務において必要不可欠だからです。
社内の環境はどうですか?
社内の公用語は基本日本語ですが、 BORDERLESS HOUSEメンバーは英語も話せます。研修時にアドバイザーが英語でも教えてくれます。 BORDERLESS HOUSEで働く事で、日本の環境に囲まれながら、敬語やカジュアルな日本語、日本のビジネス文化も学べます。
働き方はどうですか?
社内ではドレスコードはないので、社員は基本楽な格好で来ています。役職によってはリモート勤務も可能だったり、比較的柔軟です。スケジュールは自己管理なので、自分の裁量で日々の業務を決めることも多いです。また、小さな会社なので、社員数は少なく、直接コミュニケーションが取りやすい環境です。
言葉の壁によるコミュニケーションミスを防ぐため、きちんと話し合って、共感し、お互い仕事しやすい環境を意識しています。
将来の目標を教えてください
これからは、国籍や人種、文化を問わず、どんな人でも気軽に利用でき、多文化共生を身近に感じられる場所をどんどん作っていきたいです。東京に出来た交流スペース、BORDERLESS STATIONのようなコミュニティスペースを作りたいです。今後はアジアだけでなく、他国にもシェアハウスを作り、拡大していきたいです。
日本で働くメリットと外国人へのアドバイスをお願いします
日本で働くメリットは沢山あります。例えば、日本語が上達します。単に観光するのとは違って、働く事によって日本を客観的に見ることができるようになります。そこで、また新たな自分が見つかるかもしれません。色んな事に興味を持ち、柔軟な考えを持つことが必要です。仕事で困難に立ち向かう事で自分自身が成長し、多くの事を学べます。
一つアドバイスするとしたら、分からない事があれば、ちゃんと人に聞く!のも大事です。人に聞くことを恐れないで下さい。客観的な考えとチャレンジ精神があれば日本で働く事も楽しくなると思います。