こんにちは!インタビュー記事担当の柳です。
このシリーズでは、グローバル人材を雇用している企業様に現場の声を聴かせていただくことでグローバル人材採用について深掘りしていきます。今回は株式会社PCOの取締役、松澤様とコンベンションコーディネーターの上田様に話しを聞かせて頂きました。
どんな会社?
BtoBビジネスを主とし、コンベンションを中心としたMICEサポート事業、DMC事業、通訳翻訳事業、デザイン制作等、コミュニケーションに関わるコンサルティング事業を展開。人が人と出会うための事業を通して、地域にあたらしい価値を創造し、未来につなぐことを目的に事業を展開しています。
jimomin.workからの紹介人材
海外の依頼が増え、国際会議を頻繁に開催していく中で、語学力が堪能な企画営業とコンベンションコーディネーターを募集されていた際に、香港出身の黄さんを採用していただきました。今回は長野県の旅館フロントから国際会議の企画する部署への異業種転職となりました。
今日はありがとうございました。よろしくお願いします。
松澤様&上田様:よろしくお願いします。
名前 | 松澤真希 上田千恵 |
勤め先 | 株式会社PCO |
部署・役職 | 取締役 コンベンションコーディネーター |
業種 | その他 |
jimominを利用されたきっかけを教えてください
松澤様:以前から自分たちでグローバル人材の採用を頑張っていました。国際会議などの国際関連の業務が増えてきましたので、外国の方や語学が堪能な方を探していました。そんな時に、jimominのサービスをご紹介頂き、お願いする形になりました。
jimominを利用される前からグローバル人材を雇用されていましたか?
松澤様:はい、一人台湾人の社員がいます。元々その経験もあったので、人材紹介サービスを利用してみようと思ったのももう一つの動機として大きいです。
今回黄さんの採用を決められた理由を教えてください
上田様:私たちの仕事は様々な業種の方と関わり、コミュニケーションスキルがとても大事になります。黄さんの日本の旅館で働いていた職歴は、弊社にとってプラスなると判断しました。また、言語能力はもちろんのこと、MICE(Meeting、 Incentive、 Convention、 Event) 業界に対しての理解や関心があったことが、採用の決め手となりました。
黄さんを採用されてどうですか?
上田様:私たちの仕事は国際的な現場でのやり取り、大学や企業の方と多岐にわたって調整が必要な場面があります。元々日本語ができる方ですが、前職とは対話の相手・内容が異なり、使う言葉やフレーズも異なりますので、日本語のスキルを上げるのが課題の1つです。この後、多くの国際会議の現場がありますので、黄さんの能力を十分に発揮してPCO(Professional Congress Organizer)として活躍できるよう成長してほしいと思っています。
グローバル人材を採用してよかった事や困った事はなんですか?
松澤様:困ったことはあまりないです。わりと日本人の古典的な考えだと外国人を受け入れにくい会社はきっとあると思いますが、この会社は国際会議を中心とした業務内容なので受け入れに関してはそんなに問題はないですね。
人が交わることで色んな視点が入ったりします。逆に、ちゃんと伝えないと伝わらない部分もあるので、お互い理解できるような環境と関係性を作っています。
グローバル人材を採用する時に気を付けている点はありますか?
上田様:グローバル人材という点で、特別気を付けるところはありません。日本人採用同様に、ポジションにあった人材かどうかが大切だと思っています。弊社には、外国籍のスタッフや海外で生活していたスタッフも複数いますので、社内全体でグローバル人材の受け入れはとても自然に行われているように感じます。
松澤様:コミュニケーションが比較的多く、オープンな会社です。社内ではフリーアドレス制で固定席がないので、自由に座席を選択し、毎日違う人とコミュニケーションが取れるような環境にはなっています。「外国人だから」みたいのは私たちは感じたことはないですし、おそらく他のスタッフもないのではないでしょうか。
上田様:チーム内のコミュニケーションを重視しているので、オンラインでも報告や連絡が常にできるようにしています。プロジェクトの進捗や分からない事があれば、質問を投稿することで、分かる人から回答がすぐある環境になっています。黄さんも上手に適応し、業務にあたっています。一人ではなくチームとしてみんなでサポートできる体制を作っています。
グローバル人材を採用したい日本企業へのアドバイス
松澤様:グローバル人材の方を「なぜ採用したいか」「どんな役割を担ってほしいか」を明確にした方がスムーズだと思っております
上田様:今回、国際会議をメインでサポートするポジションの募集の中で、こんな人材が欲しいというチェックボックスがいくつかあり、そこに、黄さんの人柄、学歴、職歴、語学スキルが当てはまった形になりました。どういった人材やスキルをグローバル人材に求めているのかを会社として明確にすることで、より良い採用に繋がると思います。