こんにちは!インタビュー記事担当の柳です。
日本で働くグローバル人材インタビュー第11弾として香港出身のライさんにお話しを伺いしました。
名前 | LAI Chuk Kan頼 筑芹 ライ チクキン |
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勤め先 | 非公開 |
部署・役職 | 営業 |
業種 | 製造 |
出身 | 香港 |
何か国語話せる | 中国語、広東語、英語、日本語 |
日本に住んで何年? | 9年 |
今日はありがとうございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
初めに軽く自己紹介からお願いします
私は香港出身で、日本に来てから今年で9年目になりました。
日本に来たきっかけはなんでした?
最初はワーキングホリデーで来ました。当時ちょうど30歳の年でワーキングホリデーの制度を使うことができる最後のチャンスなので、挑戦してみようと思って申し込みました。
ワーキングホリデー先に日本を選んだのは、私は英語を話せますが、距離的にも日本は香港から近かったことや、大学院での研究対象も日本と少し関係があったこともあって選びました。ワーホリで日本に来てからはずっと日本で暮らしています。
日本での経歴について教えてください
日本に来てから私は今の勤め先を含めて5社移り変わってきました。
ワーホリで来た時は、派遣会社から紹介された百貨店で単発のアルバイトを数回した後、契約社員に切り替わらないかという提案を受けて、就労ビザに切り替えて百貨店で契約社員として働くことになりました。その時は免税カウンターで朝から晩まで外国人がたくさん来て、英語、中国で対応しました。ただ、フルタイムではあったけど契約社員だったので転職を考えました。
2社目はホステルにフロント業務メインで勤めました。しかし、夜勤が多くて身体的に辛いので辞めました。
次も同じく宿泊業でAirbnbの管理会社に勤めました。小さな会社で社長を含めて5人だけでした。Airbnbの管理なので24時間メッセージが入り、それに対応するのが主な業務なのですが、私の勤務時間外でもバイトの人が対応できないと呼び出されて私が対応することが頻繁にあり、ストレスで辞めました。
今までずっと関西でしたが、4社目から名古屋の翻訳会社に勤めました。1日8時間パソコンの前で翻訳をずっとしていました。日本語、英語、中国語で商品説明などの翻訳が多かったです。ただ、この作業がずっと続くのでやりがいを感じず、辞めることにしました。
今の会社には勤めることになったのは、ちょうど私の友人が今勤めている会社と繋がっていて、中国に出張できる人を探していたんです。それで紹介してもらい勤めることになりました。
転職はどんな方法を使っていましたか?また、転職する上で、自分に合う仕事を見つけるにはどうしたらいいですか?
マイナビやインディードなどの求人サイトをよく使っていました。他にはfacebook上にも外国人向けのグループがあってそこに時々掲載されている求人情報も見たりしていました。
Airbnbの会社はこの方法で見つけました。
転職する前に、自分は今何が欲しいかを考える事が一番重要だと思います。それはつまり、なぜ転職するのかということです。そして、自分の長所を把握した方がいいです。それは、転職する際に、他の志願者ではなく自分の方がより適任である理由を考えるべきということです。グローバル人材にとって、語学力は大きいメリットなので、そういう強みを元に上手くアピールできれば転職しやすいと思います。
今の仕事について教えてください。
今は京都の宇治市にある製茶会社に勤めています。350年の歴史がある会社で何代も続いている歴史のある会社です。その中で、私は営業部の海外営業チームに属しています。最近までコロナで海外に行くことはできなかったですが、これからはアジア中心に海外出張が増える予定です。
1日のスケジュールを教えてください。
勤務時間は9時から17時半までの出勤で、時間ごとの決まった内容はなくて、その都度柔軟に対応しています。私は営業部に属していますが、海外からの注文に関わっている全般に対して対応します。具体的には受注、梱包、運送、出荷まで全部です。また、ECサイトも運営していて、カスタマーサービスとしてお客様からの問い合わせにも対応しています。
仕事とプライベートのバランスはどのようにしてとっていますか?
土曜日も出勤する場合もありますが、有給は取りやすいですし、残業もあまりないので働き方には満足しています。最近はコロナも明けて母国の友人や海外の友達が日本に遊びくることが多くなっていて、よく外食に行ったりしています。
今後の目標を教えてください
永住権を取得することです。現在日本に来てから9年目で、後1年で10年目の年になるので申請できるようになります。仕事では、今安定しているので、このままの状態を維持していきたいです。
日本で働く魅力を教えてください。
日本には絶対に加入しなければいけない健康保険があると思うんですけど、香港だとそれがありません。なので、何か病気になったら全て実費負担になります。軽い病気であれば高くはないですが、重い病気になったら金額がすごいことになるので大変です。香港人にとって、これは魅力になると思います。
日本で働きたい外国人へのアドバイスをお願いします
長年、外国で住んでいた方が日本に住む場合は、日本人とは考え方などが色々異なります。そのため、日本で働く上では、日本文化に対応できるように調整する必要があります。また、外国人の私たちは見た目も中身も日本人ではないので、その違いを受け入れていく必要があります。
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